お札
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いまは仕事がいちばんのエネルギー源

まだまだ女は捨ててない

結婚もしないまま、40才までのカウントダウンも2年を切ってしまいました。
文字通り、ちょっと前に流行ったアラフォーの独身女性というやつです。

さすがにここまでくると、誰かを探さなければと焦ることもほとんどなく、その点に関してはすっかり開き直ってしまった感じ。

だからといって身なりにはちゃんと気を使っているし、それなりの容姿は保っているつもりです。
ときにはちょっとしたアバンチュールを楽しんじゃったりすることがないわけではないし…。

とはいっても、今の生活はやっぱり仕事が中心です。
16年余り前に入社したアパレル会社は急成長し、いまではその筋で一流企業の中間入りを果たしています。

すっかりベテランになったワタシも、企画部で商品開発グループをひとつ任され、充実した毎日を送っているわけです。

この仕事のどこにやり甲斐を感じるかというと、シーズンごとに新しいアイデアを出し、チームのみんなで形にしたものが、数か月後には販売成績となって成功か失敗か、はっきり答えが出ることでしょう。

もちろん、たまには上手くいかなかったり、部下である若い社員と意見が合わなかったりすることもあるけれど、幸いそんなケースは多くなく、社内でも優秀なグループと認められているから、いまでは仕事がワタシにとっていちばんのエネルギー源になっています。

金銭面でもそれなりにもらってるので

長年同じ会社で頑張ってきたおかげで、お給料はたぶん人並み以上だと思うし、ありがたいことにこのご時世でもちゃんと年2回のボーナスもあります。

何年か前からボーナスには成果主義が取り入れられ、運よくヒット商品が出たりすると、かなり美味しい思いもできます。
ある程度貯金に回したとしても、独身生活を満喫するだけのお金は残るというわけです。

経済的にも不自由を感じてないので、ますます結婚願望が薄くなってしまうのかもしれません。

例えば、今年もミセス向けに作った夏物のカジュアルウェアが、シリーズごと売上好調で、いつもより30パーセントほど多めのボーナスをゲットすることができました。

お盆休みにはそれを元手に仲のいい女友だち二人とフランス旅行を敢行しました。
まる1週間と、日程に余裕があったけれど、あちこち動き回るのはやめて、コルシカ島のリゾート地で思い切り羽を伸ばしました。

いやぁ、ほんとうに楽しかった。
コルシカの海は前に行った宮古島以上に澄んでいたし、エキゾチックな風景も最高で、これ以上はないという素敵な休暇になりました。

いまは冬物が本格的に動き出すシーズン。
今度も上手くいって、またガッチリとボーナスを稼ぎたいものです。