指輪
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「結婚式にお金をかけない」という考え方

1日だけ盛大に祝うことにお金をかけられる?

 
今は、結婚式にお金をかけずに、新婚生活を充実させるという
選択肢を取る人が多いようです。それこそ、新居に引っ越すための
頭金にしたり、家具家電を揃えたり、子供のために貯蓄したり、
その使い方は実に様々です。

これも結局、「不景気だからお金を使わないようにしよう」という
合理的な考えのもとで普及したことだとは思いますが、結婚式そのものに
ある種のシラけを禁じ得ない人も居ると思います。

なにせ、従来のやり方だと、それこそ今でも
数百万円くらいの費用が掛かったりするのもネックですが。
親戚とか同僚、上司に晴れ姿を見せることに対して
「どんな罰ゲームだろうか」って考える人も居るので、
「挙式をしない」もしくは
「最低限のことで済ます」という人も実際多いんですよね。

同僚や上司を呼びたくない理由としては、終身雇用制度が破綻して
人と人との関係性が希薄になってるという原因もあると思いますが、
そうでなくとも近所づきあいや親戚づきあいをしたくないという人は
多いですからね。気持ちは痛いほど理解できます。

ほかの事にお金を使う

 
結婚式を安く済ませて浮いた分の予算は、先の記述通り新生活のために
使う人が多いのですが、他にも新婚旅行を豪華にしたり、マイカーを
購入したり、色んな使い方が出来ると思います。

それこそ、結婚指輪をワンランク上のものを買ったり、
「形として残るもの」に使うという方法のほうが、長く楽しめるという点で
優れていますし、フォトウェディングのようなサービスも人気です。

そういった意味では、格差社会と言われてるからこそ、多様性のある
結婚スタイルが生まれつつあるのかなとも感じます。従来の結婚式が
「一般的なスタイル」だったのは、総中流社会と言われるような
全員が中間層とも言える時代だったわけですからね。

それが証拠に、先にあげた結婚指輪も、今では指輪の値段や使われてる素材
リングのデザインに至るまで、多彩なものがリリースされてます。
「給料の3ヶ月分」という定番キャッチコピーも、廃れつつあります。

参考画像:結婚指輪(マリッジリング)専門店『Ponte Vecchio』